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 新しい年がやってきました。本年もよろしくお願いいたします。
 2006年はアーツクリニックにとって開院3年目となります。三段跳びでホップ・ステップ・ジャンプという言葉があるように、今年はクリニックにとって飛躍の年となるよう工夫をしていきたいと思っております。
 昨年12月には、当院がフジテレビのスーパーニュースで紹介されました。以後パニック障害に関する問い合わせが増えました。
 昨年は、年間で1040名あまりの患者さんが新患としてアーツクリニックを受診されました。年齢層は幅広く、10代後半から70代に及びます。疾患ではうつ病が最も多く、パニック障害、広場恐怖、社会恐怖、心身症、適応障害などがポピュラーな状態でした。
 患者さんの数が増えますと、どうしても診療が慌しくなりがちなため、何か工夫が必要になりました。
 心療内科で取り扱う病気は、慢性疾患が多く、患者さんの病気との付き合い方によって予後が変わってくることが多いものです。そこで、外来でよく見られるうつ病、パニック障害・広場恐怖の患者さんを対象に健康教室というワクを作りました。
 健康教室では、少人数(3〜4人)の患者さんを対象に、臨床心理士が50分間のワクで2回にわたり、病気の説明や対処法を説明します。この間、患者さんは疑問に思ったことを質問し、病気に対する理解を深めることが出来ます。
 このような方法は、専門的には心理教育と呼びます。教育的でありながら、一部心理療法のエッセンスも混じるのです。
 アーツクリニックのアーツとは「専門家の技術」を意味します。複数形なのは医師ばかりでなく、心理士や看護師、将来的にはさらに多くの専門家の技術を集めて世の中に貢献したいというビジョンがこめられています。
 本年もアーツクリニックをよろしくお願いいたします。